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ウブロ渾身の最新コネクテッドウォッチ「ビッグ・バン e」

「ビッグ・バン」はウブロのコンセプトを最も体現する時計であり、2005年の登場以来、絶え間なく進化することで“高級時計の再定義”を試みている。

そしていまや、コレクションの幅はスマートウォッチの領域にまで及ぶ。

「ビッグ・バン レフェリー 2018 FIFA ワールドカップ ロシア」を発表から早2年、ウブロは先頃、コネクテッドウォッチ第2弾として「ビッグ・バン e」を発表。

「ビッグ・バン e チタニウム」チタニウムケース、42mm径、自動巻き、55万円/ウブロ 03-5635-7055
一目見ればそれとわかる「ビッグ・バン」のデザインコードと最新テクノロジーの融合は、果たしてどのような進化を促したのだろうか。

第一のポイントは、“ケースの小径化”にある。49mm径の大きな時計だった前作に対し、「ビッグ・バン e」はサイズを42mm径に変更。さらには、ケース厚を12.80mmに抑えることで、スリムなフォルムに仕上げた。

チタニウムもしくはブラックセラミックを採用したケース、ワンタッチで取り外せる上質なラバーストラップ、確かな強度を保証するサファイヤクリスタルの風防、プシュボタンを兼ねたロータリー式のリュウズなどのパーツ類は、機械式時計と寸分違わないクオリティを持つ。

続いて、“ダイヤルの進化”に触れていこう。

はじめに紹介するのは、クロノグラフをベースとしたアナログ表示機能のほかに、新たに追加された2つの複雑機構だ。

ムーンフェイズを備えたパーペチュアルカレンダーと、地球儀のグラフィックをそのまま落とし込んだGMT機能をそれぞれ最新のデジタル技術を駆使して搭載するという果敢なチャレンジが、いかにもウブロらしい。



パーペチュアルカレンダー(左)、GMT機能(右)をグラフィカルに表現している。
またストーリーテリングアーティストのマーク・フェレーロのデザインによる、3時間ごとにグラフィック&カラーが変わる8種類のダイヤルにも注目したい。

1時間毎に5秒の動画が現れるユーモアに溢れた仕掛けは見応え十分だ。



マーク・フェレーロが手掛けたダイヤルの一例。
実用性も申し分ない。

「Wear OS by Google」の搭載によって、各々のニーズに合わせたカスタマイズからさまざまなユーザー体験を提供。それでいて、優れた操作性、30mの防水性能を備えていることも嬉しい限りだ。

高級時計としての完成度にこだわったウブロのコネクテッドウォッチ。



ダイヤルカラーとストラップの交換でここまで印象が変わる。
「ウブロ e-ブティック」では交換用ストラップ(別売)の豊富なバリエーションも揃い、時計と合わせたイメージをオンライン上でシミュレーションできる。好きな場所好きな時に自分だけの1本をイメージしていく過程も、存分に楽しみたい。